低インスリンダイエットとは、インスリンの分泌量を調整することによって減量しようという、ダイエット方法です。強い食事制限を行う代表的なダイエット方法です。
インスリン(insulin)はご存知ですね?インシュリンともいいます。
インスリンとは、はすい臓(pancreas)から分泌されているホルモンの一種です。血糖値(blood sugar、BS)を下げたり、脂肪(fat)を作る働きがあります。
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食事をすると血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上昇しますが、このときインスリンが多く分泌され、中性脂肪(neutral fat、NF)ができやすくなります。この状態が長く続くと、肥満体になります。
逆に、インスリンが少なくなると、中性脂肪を分解してエネルギー源として放出するので、やせることになります。(インスリンが極端に不足すると、血糖値が上がったままになり、糖尿病(diabetes)になります。)
太っている人は、体内で必要量以上のインスリンが分泌されています。
この状態で、食事制限(低カロリーダイエット、low calorie diet)をしても、脂肪はなかなか分解されません。かえって大切なタンパク質(protein)が減ってしまい、危険な状態になります。
そこで、低インスリンダイエットが考案されました。アメリカのロバート・アトキンス(Robert Atkins)博士が考案した「アトキンスダイエット」を改良したものがこの低インスリンダイエット(低インシュリンダイエット、low insulin diet)であるといわれています。
食事中の炭水化物(carbohydrate)を減らすことにより、インスリンの分泌を抑えることができます。
これにより、脂肪が効率的に分解されます。
低インスリンダイエットは「低炭水化物ダイエット」、「ローカーボダイエット(low carb diet)」、あるいは、単に「インスリンダイエット(insulin diet)」ともいわれます。「インスリン」(insulin)は昔は「インシュリン」と表記されていました。
このダイエットは、GI値(グリセミック指数)の低い食品(GI値=60以下)を主に摂取することにより、行います。
GI値が多い食品は、ごはん、うどん、そば、パン、スパゲッティー、マカロニなどです。
これらの炭水化物を減らして、その代わりに、
を多めに食べると良いといわれています。
ただし、炭水化物を減らしすぎると、エネルギー不足となって、疲れやすくなり、体調をくずしてしまいます。低インスリンダイエットだけで効果的にやせるのはむずかしく、運動療法を併用する必要があります。
必要な栄養素(ビタミン、ミネラル、アミノ酸など)が不足する可能性がありますので、サプリメントを併用したほうが安全です。
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